わかるとすっきりする、というおはなし
ーHIVとの出会い編ー
いつもお知らせばかりなので、たまにはブログらしいことを。 ああ、私はあのとき怖かったんだなあということと ああ、あのひとも怖かったんだなあ、というのが分かったら すっきりしたんです、というお話です。 (長いよ!) 16年間、ちょっとした怒りを抱えていました。 16年前、場所は献血センターの会議室。 「本人にしか言えない重要なお知らせがあるので来てほしい」 という献血センター所長からの伝言を母から受けて私はそこにいました。 相手までだいぶ遠いなと感じるくらいの大きさの机があって 向かいに所長、私の隣には女性の看護師さん。 私の記憶では、所長はしばしの沈黙の後、まずこんなふうに言いました。 「お願いがあるんです。もう献血をしないでほしいのです。」 それを聞いた時、私は 「回りくどい言い方をしないで、本題をとっとと言え!」と思いました。 そして口から出た言葉は 「で?」 はい、ここでタイム! 説明しよう!(タイムボカン風に) ついこの間まで私は、そこにあった沈黙やその言い回しに 「まどろっこしい!」と怒っていた、と思っていたのだけど 実は、このとき、こ