旅の前の旅
- Yosuke Furuta
- 2016年2月3日
- 読了時間: 2分
来週からハワイへ出かけますが、その旅の前にちょっとした旅をしたので、そのお話。

慢性的にあった首の違和感がなくなり、 靴下にありえないほど大きな穴があき(ご存知、冷えとり健康法的大デトックス)、 がた落ちだった消化力も戻ってきました。
なにをしたかというと、ただ泣いて嘆いて怒っただけです。
久しぶりに呼吸? はあ? そんなもんくそくらえ! という感じでその感情の波に飛び込むことにし、 覚悟を決めて大きな波に揉まれる体験をすることにしました。 クールに覚悟を決めたつもりが、いざ大きなそのうねりの中に入ってみると どうにかこうにか逃げようと悪あがきがはじまります。 でもまあ、それもまたちょっとかわいいなと笑いながら、よし、潜るぞ、と。 感情の中に潜っていこうとすると、
思考がストップをかけて、そこからすくいあげようとしてきます。 そんなに嘆いてるけど、でも、これってそんなにたいしたこと? みたいに。
でも、巻かれ始めてしまえば、思考に逃げることもできなくなるからこっちのもん。
大きくてパワフルな波に巻かれている時、 ただ身を任せていると、砂やサンゴのかけらが、ぶつかりあうとっても美しい音が聞こえる。 だから波に巻かれたときは力を抜いてリラックスしたらいい。 と、教えてくれたのはハワイのトオルさんだったっけ。 これはサーフィンでの実践的なお話だけれども、感情の波巻かれるときも、まったくそう。
感情という波にもみくちゃになりながら、ときおりきらっと光る何かがちらついて、 それでもなおただ巻かれるままにまかせていたら、 その光の正体と一緒に打ち上げられていたような感じ。 太陽は光り輝き、砂浜は温かい。 波に巻かれて消耗はしたけど、心地のいいところにいきついたような。
あー、これのために怒りや悲しみやいろんな物を私は作り上げたんだなあ。
結局は自分が脚本を書いて演出したひとり芝居なんだけど、 怒りや悲しみを感じさせてくれる登場人物が必要で その嫌われ役を演じてくれた友人の愛にはほんとうに感謝。 そして一緒にそのお芝居を見てくれる人がいることが、どれだけ安心できることか。
なんでそんなお芝居をしなきゃならなかったのか、については長くなるので次回に書きます。
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