ギフトエコノミーの実験を終了します
今年に入ってから実験をしていたギフトエコノミー。
いろいろと考えた結果ゆるゆると実験を終了したいと思います。
・できるだけたくさんの人にヨガやつながりのコミュニケーションに触れてもらうこと
・与え合いの世界で生きていくことを実践してみたい
この2つの目的からギフトエコノミーを取り入れていましたが
いまひとつこの目的が達成されていない感じがあります。
そんなとき、友人に紹介されたのが
『ゆっくり、いそげ ーカフェからはじめる人を手段化しない経済』(影山知明 著)。
著者はクルミドコーヒーという人気カフェの店主で、
お店の中でギフトエコノミーを実践したときのエピソードが載っていました。
結論から言うと、ギフトエコノミー(金額を決めない)にすることで、
多くの人に広めたかったものがむしろ広がらない、という事例でした。
これには目から鱗でした。
(興味のある方、ぜひ読んでみてください)
また、与え合いの世界で生きていくこともギフトエコノミーを取り入れた理由のひとつですが
金額を決めないことが=ギフトエコノミーではないと思い始めました。
ギフトは、当然ながらお金の問題ではなく、気持ちの問題。
金額を決めないことでの弊害も、
想定はしていましたが、参加する方がいくら払ったらいいのか迷ったり、
自分が払った金額に自信を持てなかったり、とあります。
そうであるならば、金額を決めないことのメリットがあまりないなと。
そんなわけで、10月に入ってからお知らせしているクラス、WSは参加費を設定しています。
ギフトエコノミーに興味を持って、とクラスに来てくださった方もいらっしゃったり
約1年、ギフトエコノミーを実験してみてとてもよかったなと思っています。
ギフトエコノミーについてはもう少し詳しく書きたい気持ちもあるのですが
クラスなどのお知らせが多くなっていて、そちらには金額が明記されているため
ああ、早くお知らせしなければ…と焦る気持ちがあって…。
そんなわけで、とりいそぎのお知らせです。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。