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ギフト・エコノミーについて


新進のツリー

2015年からの新しい動きについて、ちょっと自分の気持ちをまとめておこうと思います。

まず、ギフト・エコノミーを取り入れたことについて。 ここ数年、お金がなければ生きていけないというレイヤーとは

別のレイヤーで生きていきたいという思いが強くなっていました。

そこでまずやってみたのが物々交換。

でもこれも結局は、お金が物に変わっただけの、物事の対価としての物事のやりとり。

ヨガのクラスを開くから、その対価としてこれだけのお金(や物)をちょうだいね!

というようなレイヤーから抜け出る方法を考えていました。

そんなときに知ったのが、ギフト・エコノミーという概念。

自分が持っているものを受け取ってもらうことの喜び。

そして、それによって誰かが喜んでくれたときの喜び。

お金と引き換えにする事で、その喜びを感じにくくなっていたような気がします。

もともと、ヨガってすごくいいよ! だからみんなもやってみて!

という気持ちでヨガのインストラクターとしての道を選んだのに

いつのまにか、その紹介したい熱を忘れかけていたような気すらします。

ただヨガを紹介したい、という気持ちでヨガをシェアする。

これが私のやりたいことでした。

さらに、これまでの金額設定も、とくに意味があったわけではありません。

私が最初に受けていたヨガのクラスの料金がその金額だったから。

という理由での金額設定でした。

でもあるとき、小学生のお子さん2人と一緒にクラスに参加してくださった方がいて

そのときは、通常通り3人分の料金をいただいたのですが、

なんだかものすごく違和感を感じたのでした。

小学生にとって、この金額は妥当だろうか?(支払いはお母さんがしますが)

子供料金が必要なのではないか?

でも、クラスに参加するという点において、大人と子供の差はなんだろう?

などなど……。

お金って、ただの紙切れ(と金属?)です。

その価値は、人それぞれです。

1万円を安いと思う人もいれば高いと感じる人もいるし、

同じ商品やサービスについても、それぞれが感じる価値はまちまちです。

私の考えでは、価値とは提供する側ではなく、受け取る側が決めるもの。

ギフト・エコノミーで回る社会は私にとってとても理想的です。

だから、自分でできるところから、その理想の形を実現していきたいと思うのです。


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